宇土半島の先に浮かぶ戸馳島にて「食卓mano x やまと庭園 のholiday workshop」
師走です!早いものでもういくつ寝るとお正月。年末の駆け抜ける感は嫌いじゃありませんが、いやはや本当に一年が巡るのは早いですね。
宇土半島の先に浮かぶ戸馳島にある「花のがっこう」にて「食卓mano」×「やまと庭園」のホリデーワークショップ。フィンランドの妖精トントゥをつくる。にいってきましたよ〜
偶然それぞれ気になっていたんです、ウヒョ!
宇土で造園をされている「やまと庭園」さん。お隣、宇城市の戸馳島でレストランをされている「食卓mano」さんの合同企画。
お茶とおやつ付の午後の部に参加してきました。
今回つくる トントゥとは・・・
こ、この人です!
サンタのお手伝いさんで農夫の味方、豊作をもたらす。古く清潔な納屋に住み着くが、住処を整えておかないと干草を持って夜逃げしたりと、いいヤツというか小悪魔的というか座敷わらしというか。
さて、ワークショップは木をのこぎりで切るところから始めます。(切ってあるものを選んでもOK)日本の刃物は引くときに切れるので切り目を入れて、木に刃が入ってきたら引くときにグッと力を入れて切っていきます。
ギコー ギコー
こんな感じで木をカットします。
その後、赤と白の絵の具でトレードマークの帽子と髭を描いていき、最後に黒で目・鼻・口を描いて、お好みで色々足す。
表情を入れる時はなかなか緊張します。
繊細かつ大胆にっ!
「没頭」という感じでした笑 こういう時間は大切ですよね。
できたーーーー!!
けっこうかわいいのでは!?
自分とカミさんと息子とトントゥ。
今回のワークショップで使った木材は庭造りの際に出る端材で、
そのまま捨ててしまえばごみだけど少し手を加えるだけで暮らしを飾る小物に変わるよ
という「やまと庭園」さんの提案。
めっちゃ素敵!
待ちに待ったおやつの時間。(ワーワー!)
食卓manoさんによるワークショップのための特別なおやつ
キャラメルショコラのノエル。
う、うまい!ほっぺが落ちるかと思いました。半分落ちてたかもしれません。
ここにもトントゥが。ギコーギコー
食卓manoさんのシェフは10年間京都で修行されたのち、こちらのお店を開かれたそうでお料理はイタリアンだけどバックグラウンドは和食という一風変わったスタイル。地の野菜を使うことや素材へのこだわりも素晴らしい。
「みかんの里おうだ みかん収穫祭」イベントやることの意義と本質
- 「日当たり」
- 「潮風」
- 「急斜面なので水はけがよい」
- 出荷しないけど美味いミカンがたくさん実っている畑がある
- みかんの木の整備の為だけに実を落とすのはモッタイナイ。
- 田舎の当たり前は都会の贅沢
- 柑橘=網田というイメージの定着と特産品の発信
でも、今回は直感的に「いい企画じゃん!」と僕自身が思えたのでイベントにさせていただきました。
- 網田の柑橘
- 御輿来海岸(おこしき海岸)
- 海に面した小高いみかん山をモチーフにデザイン。
"狩猟女子"あなたも! 畠山千春さん講演会いってきたよ
「食べ物から、自分の暮らしを見つめなおす。福岡・糸島で狩猟に挑戦」
鳥をしめて食べる解体ワークショプや「いとしまシェアハウス」でおなじみ猟師/ライターの
畠山千春さんのトークイベントが天草でありました。
▶︎畠山千春さんTwitter: https://twitter.com/chiharuh
▶︎ブログ:ちはるの森 chiharuh.jp
▶︎書籍「わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─」
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今回のトークイベント主催の天草市の河浦まちづくり協議会は、農林業に有害なイノシシやシカなど
の野生鳥獣を駆除するハンターが高齢化で年々減少する中、新たな担い手を発掘することを
目的として講演会を開催。同協議会では地域づくりとして2年間、イノシシを食べるジビエ料理の
開発に取り組んで来たそうです。
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「暮らしを自分たちでつくる」
食べ物・エネルギー・仕事を自給する「いとしまシェアハウス」の畠山千春さんがみつけた、
お金にだけ依存しない暮らしの豊かさ ◀︎greenz.jpさんの記事にとべます。
福岡・糸島で「一人一芸」様々な「手に職」の方と暮らしをつくっているそう。
「猟師」「料理人」「酒蔵の蔵人」「ヨガの先生」「パタンナー」「整体師」など多様な集団。すごい!
これが話を聞くからに素敵なところでして。
集落の様子、食の豊かさ、棚田の美しさ、海あり山あり川ありの糸島の良さが
ひしひしと伝わってきて行きたくなりました!(行きます、糸島!)
ああ写真に切り取られた生活が美しい。
写真見れます▶︎KINFOLKのフォトグラファーが撮影した糸島の暮らし。
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きっかけは3.11
持続可能な暮らしへのきっかけは3.11だったそうです。
流通が止まることで過度な買占めが起きたり、都市部で消費するだけのシステムの中で暮らすことへの疑問。
「いざという時、お金が役に立たない」という危機感から糸島の古民家での暮らしをスタートさせた。
信頼できるコミュニティと暮らしの基礎になる部分を自分の手で作っていこう
(全て出来なくてもやり方を知っている強み)という生き方に舵を切った、と。なんてパワフル!
東日本大震災以降の考え方・世の中の捉え方にはとても共感することが多く、
都内で311を経験した僕としては当時のことがフラッシュバックし、何かしなきゃいけないんだけど、
ただ焦りながらオロオロしてた気持ちを思い出した。
(東日本大震災と福島第一原発事故が天草の方にどれだけリアルに感じたのかは分からないが、
震災のスライドの際はタメ息とどよめきが混ざったような声がもれる)
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「田舎の当たり前は、都会の贅沢」
いかにして地域の資源を活用して 外から人を呼び込み お金を落としていってもらうか、
といった地域交流・地域おこしを発展させていく上でハズせない考え方と実践例が
詰め込まれた企画や提案ばかりで素晴らしい!そう、そう!って感じ。
トーク中に出てきた柑橘の収穫体験、田植え稲刈りのワークショップにしても
「本当だったら給料払って仕事としてやってもらわなイカンもんを、
イベントにしてまたお金取っとるんやろ〜」と集落の方には言われるそうだけど笑
ここの感覚が大事で。お金を払ってでも体験したいコンテンツが田舎にあるぞ!
と思わせれる発信力・田舎の体験を都会のセンスで提案できる視点を持っている
というのが強みだと感じました。
ワークショップではお土産として、収穫した物や体験を実生活に持ち帰れるような工夫
をしているとの事。いいですね。 収穫した稲がリュックから飛び出てたり笑
そして都会には田舎ならではの体験をしたいと思っている人が潜在的にいることを知っている。
きっと千春さんご自身がそうだったからじゃないかなーと思ったり。
地方を目指す後続の人たちへの道しるべ的な発信も見習わなければと思わされます。
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「食べることは生きること」家庭菜園のように狩猟をする
我々が生きていくうえで切っても切り離せない「食べる」という行為。
面白いなと思ったのは、「狩猟やってます」というと「あ、アレだ!マタギだ!」と言われることに
違和感があって・・・。家庭菜園なのに「あなた農家ですね!」と言われているような
感覚になる、というお話。
すごく納得というか、現代日本において食べ物を自給するということが
それほど生活から切り離されているということなのでしょう。
文庫本「僕は猟師になった」の 千松信也さん@ssenmatsu も同じように書かれていて、
あくまで自分の生活の延長線上に狩猟があるというスタンスがとても興味深く、
取り入れていきたい・多くの人と共有したい感覚でした。
▶︎ぼくは猟師になった (新潮文庫)
木についた傷や足跡からシカやイノシシの気配を探る。網をしかけ、カモやスズメをとる。
手製のワナをつくる。かかった獲物にとどめをさし、自らさばき、余 すところなく食べ尽くす――。
33歳ワナ猟師の日常は、生命への驚きと生きることの発見に満ちている。
猟の仕方、獲物のさばき方から、日々自然と向き合う 中で考えたことまで。
京都の山から生を見つめた若者猟師の等身大の記録。
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ジビエ(野生肉)の活用に関して
最初に食べた野生肉がその人のジビエ観を決めてしまう。
市販のお肉と野生肉は似て非なる物で、育ってきた環境が違うから当然といえば当然なのですが、
美味しいジビエ料理にするには下ごしらえや、調理方法などそれぞれのお肉の状態に応じて
ひと工夫が必要ではないかとのことでした。
例えば、
・お酒につけて臭みを取る。
・にんにくとしょうが、スパイス漬けする
・肉の状態(若い、高齢、柔い、硬い)に合わせて調理法を変えてみる
などなど。
初めてのジビエが美味いかどうかで、その後の野生肉との向き合い方が変わってくる。
ということはいかに美味しい出会い方をするかがキーになってきますね。
現状、日本でのジビエ文化の浸透、一般の市場に出回る野生肉へのレシピや食べ方の提案、
市場価格の調整等がまだまだ取り組む課題が多そうです。
(熊本ではAEONさん系列のスーパーで猪肉の取り扱い店舗があるのです、ただ少し割高。)
熊本では、県としてジビエを盛り上げていこうという動きもあり今後要注目ではあります。
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獲った動物は使い切る
食べれる部分は無駄なくいただき、獲った野生動物の革もなめしてプロダクトにしているそう。
当日会場には獲ったイノシシやシカで作られた革製品の展示もあり
・アクセサリーから蝶ネクタイなどの革小物
・ちょっとしたパーティーに使えそうな女性に合うクラッチバッグ
・丸々一頭の鹿革リュック
・革靴(!)
手にとって見れたのだけど仕留めた獲物をここまで使い切れるなんてホントに凄い!
NZで出会った友人の革作家さんBLESS LEATHERの作品もコンニチワ!
シェアハウスの本当にご近所さんらしい。(行きます、糸島!)
▶︎革細工とニュージーランド雑貨のお店 BLESS LEATHER
▶︎糸島の猪革でBLESS LEATHERさんとコラボします!@糸島クラフトフェス
野生動物の革というのは、製品加工にするには難しさがあるそうです。
革の厚さ、柔らかさ、傷の具合など状態が均一ではないし、野生のそのたくましさゆえ
どこで何してたか分からないので大きい傷があったり。。。
それが逆に個性や味や価値だと思えるお気に入りに出会えたら最高の一点モノになるはず。
ぜひ、お財布を新調するときはお願いしたい次第です。
今回のお話を聞いて普段の使っている道具や食べ物がどこからやって来ているのか。
命をいただくとはどういうことか。
根源的な問いに思いを馳せる良い機会になりました。
今年度は狩猟免許取りに行こうと思います!
あなたの考える「地域の宝」ってなんだろう?【こどもうとがら】ワークショップ
【こどもうとがら】ワークショップに潜入!
【こどもうとがら】ワークショップに潜入。
小学生を対象に自分のまち宇土の好きなところを自由に描いてもらい、その柄がハンカチになるという企画♪
utogara(ウトガラ)とは、宇土の特産やイベント、景色などの魅力を伝えるために地元のデザイナーさんがつくった柄のこと。おしゃれでかわいいです。
▶︎前記事
▶︎「ウトガラ」プロジェクト公式facebookページ
デザイナーのフミさんから柄を描く際の注意点やアドバイスをもらいながら絵を描いていきます。
こども目線で切りとる「自分のまちの好きなところ」はどこなのか。思い思いに絵を描くこどもたち。完成が楽しみです。
ワークショップ会場には、かつて宇土東小学校で使われていた昔ながらの木製の机と椅子が並べられ教室のようでした。地元宇土に想いを馳せる素敵な課外授業になったのではないでしょうか!
こどもたちの絵は、宇土シティモール内の本屋さんカメヤさんの前に展示され、その後、順次ハンカチや手拭いになり子どもたちの手元に戻っていくそうです。
自分の描いた絵がハンカチや手ぬぐいの柄になって戻ってくるなんて!
子どもたち、うらやましいぞ!
宇土の活動拠点できました!「ohda KYOTEN」
朝夕はひときわ冷え込む日が続きております。あたたかいお茶が身に沁みます。
別の日には、RKKラジオさんからもラジオの生放送取材が!
是非、また取材してもらえるように面白い活動をしていきたい! 勝って兜の緒を締めよ! 「ohda KYOTEN」の場作りの話や拠点つくった経緯、試みと実験、協力隊の取り組みなどひとつひとつ丁寧に取材をしていただきました。
インターネット発達したこの時代。しかしローカルでなければ手に入らない情報があるんだぜ! という意気込みで宇土市地域おこし協力隊の情報発信基地として、イベントスペースとして、井戸端会議スペースとして、空き店舗を活用した場づくり実験として、できるだけ自分たちの手づくりで、愉しい事を日々企んでいます。
あと最近、地方創生のキーワードとして話題になっている「関係人口をつくる」で紹介されている「関係案内所」としての機能。やることは沢山あるです! まちといなかのパイプ的な、地域の縁側的なものにしていければと思っとります。 宇土を見て回りたい!という方もご案内しますよ! どうぞどなたでもお越しくださいね。
▶︎ohda KYOTEN (旧 衣料品の泉谷 オウるドファッション)
(時間外のご利用も随時受け付けております。ご相談くださいませ。)
地域の魅力をデザインで伝える【ウトガラ】プロジェクト
ウトガラとは・・・
熊本県宇土にある資源(タカラ)を柄にしてPRしたらどうだろう??というきっかけから2015年に始まったプロジェクトで、現在、15種類の想い・ストーリーのこもった「ウトガラ」があります。
「ウトガラ」=「宇土柄」
宇土が大好きで宇土に住んでいる市職員有志やデザイナーさんフミデザインが ” いなか ”の当たり前すぎて見過ごされている足元の価値を、他所にはない方法でPRしたいと考え生み出したものです。
景色や特産物、イベントや文化など1柄ごとにテーマがあり完成した「ウトガラ」はポスターやポストカード、手ぬぐいなどにしてPR活動に活用されています。
▼utogara 公式facebookページこちら https://www.facebook.com/utogara/
ウトガラメンバーは、いずれこのウトガラが宇土の名物となりお土産の包装紙やネクタイ、スマホの待ち受け画面など、色々な物や場所で活用されることを夢見て、ワクワクしながら活動しています。宇土市内で「ウトガラ」を見かけた方は、ぜひそれが何か当てて見てください。意外とむずかしいですよ!
【ウトガラ柄一覧】
- 現存する日本最古の水道 ”轟泉水道” 轟水源
- 七百年の歴史”山王さんまつり”(甘酒まつり)
- 網田ネーブ&トマト 第8代横綱 ”不知火諾右衛門”
- 宇土の海産物”アサリ”、”甲いか”、”マテ貝”
- 宇土のお醤油屋さんー熊井醤油、諏訪醤油、本多食品工業、マルヤ醤油ー
- JR三角線 ”赤瀬トンネル”
- 宇土の海苔網
- 小袖餅・宇土餅
- 宇土の雨乞い太皷 26
- 肥後三大夏祭り”うと地蔵まつり”
- ”御輿来海岸” の夕景
【番外編】
新たに追加されたウトガラがこちら!「地域の宝」が更新されてくよ!
ゆったりとした時間が流れる週末を。熊本最古の木造駅舎・網田レトロ館で珈琲を一杯。
網田駅、御歳118歳!
(追記)
ちょこちょこと通い詰め、メニューを制覇してきましたので徐々に紹介していきます。ちなみにメニューには・・・九州産小麦の「焼きだごみたいなパンケーキ」
旬の野菜がのった「季節のピザ」
そして「ネーブルケーキ」美味。
お芋の甘みが上品な「お芋のショコラ」